we build the road the road builds us

 

- Dr. A.T. Ariyaratne -

 

   

 

「サルボダヤ・シュラマダーナ運動」とは

 

1958年にA.T.アリヤラトネ博士がスリランカで創始した「人々が物心両面の持てる力を分かち合い、全ての人々を目覚めさせることを通して、全ての人が幸福である社会をめざす」農村開発運動です。サルボダヤは現在、15,000以上の村で活動する世界有数のNGO として、教育、保健衛生、社会福祉、収入向上、マイクロクレジット、環境保全、平和構築など幅広い活動を行っています。

 

サルボダヤの目指す開発モデルとは、「貧困」と同時に「過度の豊かさ、浪費」のない持続可能な社会です。その実現には経済的な開発だけでなく、文化的、道徳的、精神的な要素の開発が重要であるとし、伝統文化や宗教的価値観を見直し、心の開発というアプローチを実践してきました。地域の資源を有機的に結び付け、住民が協力して問題解決のために行動するシュラマダーナキャンプ、参加型手法を取り入れたリーダーシップトレーニングなど、人々が自らの力と可能性に気付き、コミュニティ開発の主体として民主主義的な方法で参加できるような様々な手法が、50年の実践を通して開発されてきました。サルボダヤ運動の思想と実践はスリランカから世界に広がり、サルボダヤUSA、サルボダヤ・ネパールなどが設立され、活動を始めています。

 

サルボダヤの活動概要について

 

 

 

 

 

サルボダヤJAPANを設立します

 

アリヤラトネ博士が最初に来日した1976年以来、サルボダヤ運動の評価が世界的に高まる中、多くの日本人がアリヤラトネ博士の話に感銘を受け、実際にスリランカを訪れサルボダヤ運動に参加、応援するようになりました。世界各国そして日本から多くの若者たちがサルボダヤを訪れ、そこでの学びを母国で生かしている者も少なくありません。

 

2008年のサルボダヤ運動50周年を機に、サルボダヤと接点を持つ個人や団体が結びあい、サルボダヤ運動のスリランカでの実践を支援し、その開発哲学と手法、成功と失敗といった経験から学び、私達自身の社会開発のモデルとして地域や人間開発に生かしていこうという思いから、「サルボダヤJAPAN 」を設立することになりました。これからサルボダヤ運動の情報提供、支援事業、相互交流などの活動を一歩一歩進めて行きたいと思います。

 

200911

 

 


書籍紹介  

2001年8月新装版

 

東洋の呼び声   新装版

拡がるサルボダヤ運動

..アリヤラトネ 著/山下邦明・林 千根・長井 治 訳  はる書房

定価 2100円(税込) ■ISBN4-89984-020-9 C0036 ■018月刊

新しいアジアの豊かに生きるための理念とは何か。それは大規模な開発による従来の国家主導型から、農村社会を軸とした小さな社会変革へと視点を移し、あらためて人間の普遍的価値に目覚めていくことである。四六判上製・280頁・写真8

<は る書房HPより>

【目 次】

1章 労働の分かち合い

2章 わが国がいま最も必要なもの

3章 自立のための民衆運動

4章 アジアの農村開発のために人々の「善意」をどう引き出すか

5章 開発における民間団体の役割

6章 開発への新しい取り組み

7章 適正技術の選択

8章 仏教社会におけるサルボダヤ運動

9章 変革へのプロセス-非暴力の新しい時代

10章 科学と非暴力の実践

11章 平和と公正な世界を建設するための宗教の道

12章 貧困のない社会に通じる道しるべ

13章 人々をいやす術

 

 

サルボダヤ地域センターのプロジェクト紹介

 

 

 

 

 

 

   

※右の写真は、サルボダヤ・ガンパハセンターです。

 

ガンパハセンター内にある障害児デイケアセンター生徒30名。月~金の午前中に授業があり、サルボダヤ職員と父母会の熱意で、行政から先生の給与と教材用具の支援を継続的に受けることがきるスペシャルスクールに昇格。また、卒業後は、キャンディにある国立障害者職業トレーニングセンターで希望者は2年間、寮生活で彫刻・建設作業・バティックなどのトレーニングを受けられる。ガンパハセンター責任者とK.Oがトレーニングセンター所長と交渉したところ、ガンパハから3名受け入れが決定した。今後の課題であるが、デイケアセンター建物は今年17年経て老朽化しているため、雨漏りもあり、屋根瓦の交換を必要としている。